芸術のようなカクテル作り(ミクソロジー)

若い頃からナデール・シャバンヌは旅行熱に駆られ、さまざまな食文化に目を向けてきました。チュニジア出身のシャバンヌは、ホスピタリティマネジメントの修士号を取得後すぐにニューヨークシティに移り、真のカクテル文化への情熱を発見しました。ニューヨークで過ごした後、シャバンヌは中国とフランスで長年カクテル術を磨いた後、現在はFairmont Le Chateau Frontenac(フェアモント ル シャトー フロントナック)のミクソロジーディレクターに就任し、The Savoy(ザ サボイ)とRaffles Singapore(ラッフルズ シンガポール)のよきライバルとして切磋琢磨しています。

フェアモント、ミクソロジストのナデール・シャバンヌと、カクテルのトレンド、同氏が選んだドリンク、そしてフェアモント プレジデントクラブにふさわしいカクテルについて話し合いました。

フェアモント プレジデントクラブ(FPC):「ミクソロジスト」という言葉が目新しいと感じる会員のために、「バーテンダー」と「ミクソロジスト」の違いを説明していただけますか?
ナデール・シャバンヌ(NC):その質問はバーの世界ではかなり議論が交わされている質問です。私個人的には、この仕事で一番大切なことはバーの番をすることなので「バーテンダー」という言葉の方がよりふさわしいと思います。自分に与えられたことを処理して、お客様にくつろいでいただくことが一番の優先事項です。

FPC:カクテルにそれほど関心を持つようになったのはなぜですか?
NC:若い頃パリに住んでいたのですが、親友と私はお小遣いをためては有名なヘミングウェイバーに一杯(ときには二杯)のお酒を飲みに通っていました。当時私たちはとても若かった上に、『フォーブス』誌が「世界で最高のバーテンダー」と評価していたコリン・フィールド氏がマネージャーであったバーはいつも混んでいて、これは簡単なことではありませんでした。私たちは彼の動きを一つ残らず観察して細かく分析していました。その次の週末には、その前の週に見たことを再現しようと友人をカクテルパーティに招いたものです。

FPC:今後ミクソロジーはどのような方向で進んでいくと思われますか?注目のカクテルのトレンドを教えてください。
NC:最近ティキバーの人気が確実に高まってきています。カリブ海に住んでいた頃、ティキスタイルのドリンクはどれも大好きでした。私のお気に入りの一つはラムとスプライトのシンプルなドリンクです。また、冒険心のあるミクソロジストの中には料理とバーテンダーの両方をマスターする人が現われてくると思います。バーテンダーがキッチンシェフでもあるような施設が出てくればよいと思います。たとえば、トロントのバーシェフは既にこれを実現しています。バーカウンターでも同じ人が、シェフもやってくれればと思います。

FPC:ビストロ ル サムで最も人気のあるドリンクは何だと思いますか?
NC:私たちの特製ネグローニは人気があります。お客様にすべての材料と道具をお渡ししてオリジナルのカクテルをミックスするという、自分で作るカクテルのセットにしたからです。地元のフレーバーを取り入れるためにウンガヴァ ジンを使い、同じ分量のカンパリとカルパノ アンティカ フォーミュラをミックスします。ジントニックもトップを争うドリンクです。モントリオールにある小さな会社と協力してトニックシロップをデザインしました。ジントニックを再発見したとおっしゃってくださるお客様が絶えません!

FPC:あなたがフェアモント プレジデントクラブの特製ドリンクを作るとしたら、何を使いますか?また、どんな名前にしますか?
NC:クラシックな「エルプレジデンテ」にモダンツイストを加えたカクテルにしますね。禁酒法時代にキューバで作られたマンハッタンから派生しました。ラムを使っているので、コクがあり少し甘くて、すごくさっぱりしたカクテルです。

エル プレジデンテ
リッチ ホワイト ラム 44ml
ドーリン ベルモット ブラン 44ml
オレンジキュラソー 1バースプーン
純グレナディン 1/2バースプーン
オレンジの皮の薄切り
砕いた氷

材料をミックスして、砕いた氷を入れてよくかき混ぜ、濾しながら冷たく冷やしたグラスに注ぎます。少量の薄く切ったオレンジの皮をツイストして上に置き、お好みに合わせて残りをグラスの中に入れるか捨てます。ご希望の場合はチェリーを飾りに添えます。

 

 

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